たまたま知人からこのような質問を受けました。
「青汁の味が好き。どれを選べばいいの?」
これは、ちょうどいい機会と、青汁について書いてみたいと思います。
まずは、青汁の基礎知識から。
青汁には、大きく分けて2つあります。
「ケール」と「大麦若葉」です。
もともと青汁は、戦後の食糧難の時期、足りない栄養を補う目的で青い葉っぱを汁にして飲むことを考えたのが、倉敷中央病院の遠藤仁郎先生。青汁の創始者と言われている方です。
多くの野菜を研究してその中でもっとも栄養が豊富ということで、選ばれたのが「ケール」です。
ケールは、アブラナ科の野菜で、キャベツやブロッコリーの原種。
ケールの青汁は、その後「遠藤青汁」として、いくつもの地域で広まっていきます。
あのまずいと言われて有名になった青汁もケール。
現在も、遠藤青汁の名前で活動を続けている会社がいくつもあります。
さて、それに対して、1969年 医学博士萩原義秀氏が、やはり数多くの野菜を研究して、大麦の葉、しかも若葉に非常に多くの栄養素が含まれていると開発したのが「大麦若葉」です。
今は、いくつもの会社が「大麦若葉」の青汁を製造していますが、萩原義秀氏の日本薬品開発という会社が元祖です。
この「ケール」と「大麦若葉」が青汁の2大原料です。
今は、いろいろ他の種類の青汁や、複合タイプのものもありますが、基本この2つを押さえておけば大丈夫です。
形状としては、「ケール」は主に青汁スタンドか、宅配か、冷凍です。粉末もあります。
大麦若葉は、スプレードライによる粉末。
さて、青汁の味ですが、一般的にまずいと言われているのが「ケール」。
それに対して、抹茶みたいで美味しいのが「大麦若葉」です。
しかし、「ケール」も実は美味しくて、特に冬の時期のケールは甘みがあって、とっても美味しい。
「青汁の味が好き」とあえて言うのだから、おそらくケールのことだろうと推測されます。
ケールの青汁を飲むのに一番いいのは、青汁スタンドですね。
その場で絞ってくれますから。
しかし、青汁スタンドは、そうそう近くにあるとは限りません。
宅配も中国、四国地区であるようですが、無い地域の方が多いでしょう。
となると、冷凍の青汁ということになります。(粉末は便利ですが、味では劣ります。)
冷凍の青汁はいくつもの会社から発売されています。
思いついた会社を挙げてみると、
●遠藤青汁高知センター
●ベルファーム
●キューサイ
●ファンケル
あたりでしょうか。
どこの青汁も美味しいと思います。
大麦若葉の青汁の場合は、やはり何と言っても元祖である
●日本薬品開発
です。これは、薬局などで売っています。
OEM商品も数多く存在します。
以上、簡単ですが、青汁について書いてみました。