業界紙でプラセンタ特集

先週、「健康産業新聞」(UBMメディア株式会社)の特集がプラセンタでした。
わたしは15年くらい読んでいる業界新聞です。
なかなか興味深い特集でしたので、まずは、中でも、特に興味深い記事を引用抜粋してご紹介しますね。

「ここ数年で美容素材の代表格に成長したプラセンタ。主流のブタ胎盤のほか、エステサロンなど美容ルートで火がついたウマ胎盤、海外で人気のヒツジ胎盤、さらに希少性のあるクジラ胎盤といった動物由来品のほか、バラやライの胎座など植物由来の原料が流通している。日本だけでなく海外でも人気は沸騰しており、欧米では日本国内未流通のシカ胎盤が最近のブームになっているという。高まる国内需要に加え、海外からの観光客が日本に訪れた際に購入するケースも増加。・・・」

プラセンタは、欧米でも人気なんですね。
クジラの胎盤もあるとは驚きました。

他にも、興味深い記事としては、

「日本胎盤臨床協会をはじめ医療機関では、統合医療の一環としてプラセンタサプリや化粧品を取り入れるケースも増えており、エステサロンでも物販のみならず施術メニューとして広く浸透した。」

「一方、”美容以外の数多くの機能性の訴求”を待望するメーカーも存在する。プラセンタは肝機能障害や更年期障害の医薬品として認可されていることに加え、食品としても抗うつ、免疫賦活、疲労回復、細胞賦活、抗酸化、抗糖化、育毛などの機能研究がある。高い体感性を特徴としながら作用機序など解明途上な点もあるが大手メーカーを中心に、徐々に学会や研究会でも発表も増えてきた。」

興味深いですね。

もちろん「夢見るプラセンタ」の原料メーカー三共理化の動向も取り上げられていましたよ。
これです↓

「50年余りにおよぶ畜産業界との強いパイプを生かした国内牧場との直接契約により新鮮で安全性の高い一次原料調達が特徴。抽出物についても純度100%規格品の安定供給が可能だ。急性毒性などの安全性も保証されており、臨床試験による有用性データも取得している。・・・・ウマプラセンタは北海道の農場の中でも品質や衛生管理で定評のある農場とのみ契約し、サラブレッドの新鮮な胎盤を収集。独自の酵素分解技術により有効成分を豊富に含む。」

まさしく、そのとおりですが、うれしい記事です。

2014年のサプリメント人気素材で、プラセンタは第2位だったようです。
1位はコラーゲン。

 

さて、そんな記事の中に、こんな内容が書かれていました。

「プラセンタ単体ではなく、エラスチン、プロテオグリカン、コラーゲン、ビタミン・ミネラル、ヒアルロン酸、DHA、EPA、MCT、シアル酸、セラミド、アスタキサンチンなど相乗効果が見込める素材を高濃度プラセンタに配合することにより重厚感を増した処方で消費者の購買意欲を刺激するというもの。」

今回は、これについて書いてみたいと思います。

なんとなく、プラセンタ単体より、いろいろな成分が配合されていた方が「効く」イメージがしますよね。
しかし、本当に効くのは、必要十分量が配合されていた場合です。

プラセンタは、ハードカプセルが多いですが、ハードカプセルの用量は、約200~300mgです。
ここにプラセンタエキス末を 200mg 配合したとして、残り何mg入るスペースがあるでしょうか?
プラセンタエキス末を少なくすれば、スペースは広がりますが、それでは本末転倒です。

例えば、こだわり商品研究所でご紹介しているコラーゲンの
1包の用量は、2500 mg です。
ビタミンCは、2000 mg です。

ここがポイントです。

でも、プラセンタとコラーゲン配合と聞くと、
「うわーっ、プラセンタだけより、もっと効きそう!」と思いますね。

これが、記事にあった

「重厚感を増した処方で消費者の購買意欲を刺激する」

だと思います。刺激していますからね。

複数種類の美容成分が配合されている場合は、配合量がポイントです。
見極める目が必要です。

こだわり商品研究所は、価格面も考えて、プラセンタ単体、高配合量がもっとも適切と考えています。

 

それと、もうひとつ。

200mgは、エキス末の用量です。
いわゆるフリーズドライで水分を飛ばした後の用量です。

これを水分を飛ばす前で言いますと、約20~25分の1になりますから、4000~5000mgになります。
プラセンタエキス 5000mg 配合と書くと、たくさん入っているイメージがします。
でも、カプセルの用量は、200~300mg ですから、物理的に「あれっ?」となるわけです。

最近の広告を見ていると、水分を含んでいる状態と、水分を飛ばした後のエキス末の状態、両方の表現が混在してますね。
消費者の方は、迷うと思います。

この点も商品を見る際に、チェックが必要ですね。

こだわり商品研究所は、200mg とエキス末の状態で表記するのが正しいと思っています。
プラセンタを選ぶにも「冷静な目」が必要ですね。