プラセンタには、どのような原料があるのでしょう。

プラセンタ研究室

 

■ プラセンタには、いろいろな原料がある。

プラセンタには、どのような原料があるのでしょう。

プラセンタの原料は、いろいろあります。
牛、人、豚、馬、羊、植物、マリンなどです。

人の原料は、医薬品のみで使用可です。
植物の原料は、動物のプラセンタとは方向性が違ってくるかもしれません。

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■ 以前は、牛プラセンタが主流だった。

1990年代、サプリメントや、美容液に使われてきた原料としては、牛の原料が一般的でした。この時代にも豚プラセンタは存在しましたが、各原料メーカーは牛プラセンタをメインにしていました。

展示会などで、原料メーカーに話を聞くと、牛プラセンタの有効性を説明されました。正直、豚のプラセンタは、付属的な位置づけの原料であったような印象があります。

しかし、2001年狂牛病の問題で、牛プラセンタの使用が禁止されました。牛プラセンタを主力としていたメーカーにとって大変な事態になった、と思った記憶があります。現在も牛プラセンタは、使用できません。

 

■ 牛プラセンタに代わって主流になったのが豚プラセンタ

牛プラセンタに、それにとって代わったのが豚プラセンタです。2000年代は、豚プラセンタが全盛の時代です。

通常の豚だけでなく、SPF豚という特別な豚を原料として使っているプラセンタも登場しました。SPF豚とは、 「SPF (Specific Pathogen Free)とは、あらかじめ指定された病原体をもっていないという意味です。」(日本SPF豚協会HPより抜粋)

その後、表舞台に登場してきたのが、馬プラセンタです。中でも、サラブレッドプラセンタという原料も市場に出るようになりました。

現在は、豚プラセンタと、馬プラセンタが、市場を2分しています。
どちらもたくさんのサプリメントや、化粧品に使用されています。

 

■ 豚プラセンタと馬プラセンタ

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では、豚と馬のプラセンタはどちらがいいのでしょう?気になる方が多いのではないでしょうか。この問題は、よく議論をされていますし、それぞれに意見があるようです。

いろいろな方の話をお伺いしましたが、どちらが優れているという比較をすることは難しいのではないかと思います。

どちらの原料も、各社それぞれ有効性の検証データを持ちます。アミノ酸量の比較がよくなされますが、アミノ酸の量の比較には諸説あります。もちろん原料によっても違うかもしれません。

しかし、豚、馬それぞれに特徴があります。それを把握することは重要です。

・ブタは、一度の出産で10~12頭出産します。年に2~3回出産をするようです。

・馬の出産は、1度に1頭です。妊娠期間は330日だそうです。

・ブタの胎盤は羊膜の塊。風船のような薄い胎盤です。

・馬の胎盤は肉厚です。一般的にイメージされるような胎盤です。

と、それぞれ特徴があります。

 

■ 大切なのは、どの原料であるか?なのかもしれません。

豚には、普通の豚と、SPF豚があります。
馬にも、普通の馬と、サラブレッドがいます。

それぞれ、育てられ方もあると思います。

重要なのは、豚か馬かの2択ではなく、どの原料なのか?ということかもしれません。