久しぶりに、アンドリューワイル博士のナチュラルメディスンを手にしてみました。
昔は、常に手元にあって辞書のようにパラパラと良く見ていました。バイブル的な本ですね。
ナチュラルメディスン(アンドルー・ワイル著、上野圭一訳:春秋社)
1990年が初版ですから、まだネットが一般的ではない時代ですね。
今読んでみると、改めて非常に刺激を受けます。
その中で目に留まった情報が、γリノレン酸。
γリノレン酸は、オメガ6に属する不飽和脂肪酸で、天然の食材にはあまり含まれていないと言われています。
月見草にはγリノレン酸が豊富に含まれているらしいです。
そういえば、以前ある会社が月見草油のサプリメントを紹介してくれたことがありました。当時は、あまり興味がわかなかったのですが、その会社の方が強く勧めてくれた記憶があります。
では、なぜこのγリノレン酸が目に留まったかと言いますと、オメガ3の横に書かれていたということもありますが、このように書かれていたためです。
「抗炎症作用があり、しかもふつうの抗炎症剤にはともなう副作用がないという利点がある。また、皮膚・毛髪・爪の健康な成長をうながす作用もある。わたしは皮膚病(爪や毛髪の脆弱化も含む)・関節炎・自己免疫不全・月経前症候群によくGLA剤(γリノレン酸)を処方している。ただし、即効を期待してはならない。」(ナチュラルメディスン:春秋社)
ネットで調べてみると、アトピーがテーマの話にγリノレン酸の名前がよくあがっているようです。
このγリノレン酸は、一般的な食べ物からの摂取が難しいらしく、サプリメントか、γリノレン酸を含む油を適量たべることにより摂取できるようです。
γリノレン酸をふくむ油も数は限られているようです。
麻の実油にはγリノレン酸が含まれていますが、適切な量かどうかはわかりません。
しかし、このγリノレン酸は、注目すべき栄養素のようです。
こだわり商品研究所の来年のテーマの素材のひとつにしたいと思います。