表示指定成分

※少々以前の情報ですが、知識として知っていると役に立つと思い掲載させていただきます。

表示指定成分とは、医師からの情報を基に、アレルギー等の皮膚障害をおこす恐れのある製品の使用を自ら避けることができるよう、厚生省より指定され、昭和55年から表示を 義務づけられた成分です。約100品目の成分が該当していました。

表示指定成分が記載されていない化粧品が無添加化粧品と呼ばれていました。
ですから正式には表示指定成分無添加 化粧品です。
しかし、表示指定成分には指定されていないけれど、似たような成分を持つ原料はたくさんありました。
似たような成分とは言いましても、表示指定成分では ありませんから、無添加ということができたんですね。

2001年4月 から、全成分表示が導入されました。
食品同様、使用した成分すべてを配合量順に商品の箱などへ 記載しなければいけなくなりました。
2001年3月までは、箱に記載されている成分=表示指定成分だったのです。
表示を見ればアレルギーなどを起こす可能性がある成分がどれ程含まれているのかがわかったのですが、全成分表示になったことで、今まで表示指定成分だった成分も 他の成分に埋没してしまいました。
消費者は成分を見て、内容を判断できる知識を持つことが商品選びにおいては大切なこととなっています。