プラセンタの酵素分解

プラセンタ研究室

プラセンタは、回収後洗浄されて、酵素分解されます。
現在は、酵素分解という方法で、胎盤はプラセンタエキスになります。

流れとしては、胎盤を洗浄します。
それを酵素分解で液化。
液化したものを凍結します。
フリーズドライでプラセンタエキス末ができあがります。

昔は、胎盤をそのまま使用したという話もあります。
その後は、塩素分解という方法が採用されていたようです。

現在は、酵素分解が一般的のようです。

酵素分解と言っても、各社使用する酵素の種類が違います。
何の酵素を使用するかは、各社のノウハウになります。

 

さらに、どのレベルまで分解するかもまたテーマのようです。

つまり、酵素分解で分解していくと最終的にはアミノ酸になります。
完全にアミノ酸になってしまうと、もうプラセンタではなくなります。

プラセンタの特徴を保持した状態を残しつつ、分解をするのが重要なのだそうです。

これが、各社のノウハウになります。

細かくすれば良いということでもないようです。

プラセンタは、長く使用されている原料ではありますが、現状解明されていないことも多いようです。

どのレベルまで分解するかという話も、各社の仮説ではあります。
この点を頭に置いて、商品説明文を読む必要があります。

 

 

さて、商品の説明文を読んでいると、プラセンタエキス 6000mg配合 などの説明を目にすることがあります。
しかし、よく考えてみると、ハードカプセルは、200mg~400mgの容量です。
ソフトカプセルは、300mg~500mgの容量です。
そのカプセルに、物理的に 6000mgも入らないですよね。

良く見ると、6000mgと書かれている付近に、※原料換算 などの注釈があります。

ご理解いただけると思いますが、これは、酵素分解する前の原料の時点での量か、もしくは酵素分解した後の液状のフリーズドライする前の原料の量ということですね。

最終的に、プラセンタエキスは、フリーズドライなどの手法で、水分が飛ばされた状態のものです。
その場合、130mgとか、200mgという表記になります。

表記の仕方として、2通りの書き方があるわけです。
個人的な見解としましては、最終的なエキス末の状態での表記がお客様にはわかりやすいと思います。

この点も、商品説明文を読む際に気を付ける必要がある点です。