ノンシリコンシャンプーで洗い上がりが良いということは・・・

今日、あるネットモールの現状をチェックしようといくつかの店舗を見ていて、改めて思ったことがあったので、少し書きます。

あるネットショップでノンシリコンシャンプーが紹介されていました。
そのシャンプーは、とても人気らしく、たくさんのレビューが書かれていました。

 

※ノンシリコンに対するこだわり商品研究所の見解は、以前メルマガにも書いたことがあります。
こだわり商品研究所ナビの以前の記事にもリンクを貼りましたが、わかりやすく書いてある雑誌の記事がありますので、参考までにご覧ください。
http://diamond.jp/articles/-/28226

花王のページにもシリコンに関するコメントが書かれています。
http://www.kao.co.jp/asience/silicone/

こだわり商品研究所も、何年も前からこれらの見解を支持しています。

 

最近は世の中に、シリコンに対する正しい認識が広がってきて、今やシリコンは良くないという人は少なくなってきたと思っていたのですが、必ずしもそうでもないみたいですね。
そのシャンプーのレビューを読んでいたら、ノンシリコンで洗い上がりが良い、というのが人気の理由のようでした。

ノンシリコンシャンプーは、ギシギシして洗い上がりが良くない、というのが一般的な認識のようですね。
だから、ノンシリコンで、洗い上がりが良いというのがポイントのようです。

しかし、ここで素朴な疑問が。
シリコンを使わず、洗い上がりが良いということは、シリコンに変わる別の原料が入っているということなのでは?

じつは、まだシリコン悪玉の風説が、世の中を駆け巡っていたころ、化粧品の原材料展である原料の説明を聞きました。

それは、シリコンの代りとなる原料でした。

説明を聞いてみると、

シリコンと同じような働きをする。
性能はシリコン程ではないから、多少きしむ。
しかし、シリコンではないから、ノンシリコンと表現できる。

とのことでした。
表現は悪くて申し訳ないのですが、「出来の悪いシリコン」という言葉が頭に浮かびました。
おそらく安全性も、シリコンほど検証されていない感じでした。
ただ、きしみが少なくなること、ノンシリコンと表現できることが、ポイントなのでしょう。※この「表現できる」というのがじつは重要なのですね・・・。

 

先ほどのシャンプーも、どの成分がシリコンの代りになるのか、全成分から調べてみると、やはりありました。

おそらくその原料のおかげで、洗い心地が良いのでしょう。
しかし、もう少し調べてみると、その原料を使うことに疑問を感じられるような文献も見つかりました・・・。

この文章では、あえて結論的な意見はしませんが、洗い上がりの良いノンシリコンシャンプーは、おそらくシリコンの代わりとなる原料が入っていることが理由なのかもしれません。

そのシリコンと同じような働きをする原料は、果たして・・・。